中工務店の家づくり

一般的な在来木造の家が平均0.5m³(坪)の材積に対し、
中工務店は、平均1.2m³(坪)の木を用います

吉野杉(地域材)を使う理由

①他の地域で伐採された杉丸太が20年かけて育つのに対し、吉野杉は60年かけて同じ大きさの丸太に育ちます。
吉野杉が他の産地に比べ40年間もの時間を余分にかけ育つ事は、その木の密度が大きいという事になり材料の強度にもつながります。

②当社が材料を仕入れる阪口製材所の吉野杉は、先にも述べましたが、厳選された丸太を一度製材し、その後長い期間天然乾燥させ出荷を待ちます。
※人口乾燥させた材料は、木の粘りが無くなり強度が落ちます。
出荷の際には、もう一度挽き直して、強度と共に精度の高い材料を提供できます。
その天然乾燥材は住宅100棟分の膨大な量がストックされています。

基礎・土台

土台にはシロアリを寄せ付けない、頑丈で湿気に強い自然乾燥させた檜の赤身で芯もち材を使います。
基礎は、基礎全体で地盤に建物荷重を伝えるべた基礎を採用しています。鉄筋は縦横共に20cm角(標準)に組んでいきます。
この際に基礎と土台を固定するアンカーボルトを固定していきます。(地盤調査の結果、建物過重に合わせ必要な強度の確保が必要です。)

柱・込栓

基礎に固定された檜の土台に、12cm角の杉柱を建てていきます。
またホゾは長ボソとし、9cmの長ボソが土台に深く打ち込まれます。土台と柱、柱と梁の接合部には引張の力がかかってきます。
そのすべての箇所に込栓を打ち込み各自に接合していきます。

大工技術である梁材などの継ぎ手の一つ「追っ掛け大栓継ぎ」です。
近代の継ぎ手方法より曲げモーメントに強くねじれ・引張り・せん断に強い継ぎ手の一つです。
その他にも「台持ち継ぎ」や「大入れ腰掛蟻継ぎ」、「わたり」など様々な手法があり、適材適所に大工の知識、経験で使い分けられます。

壁(耐力壁)

地震や台風などの横の力に対して、木の家が耐える壁のことをいう。
筋交いや構造用パネルやここで紹介する、落とし込み工法などがあります。この耐える力が大きい住宅ほど耐震等級が高いといえます。
しかし耐震等級も、壁(垂直面)だけではなく屋根や床などの水平の耐力やこの耐力壁のバランスの良さも関わってきます。

【落とし込み工法】

際建てた柱と柱の間に、厚さ36mmの杉パネルをはめ込んでいきます。
縦方向に打たれた木ずりを併せてより強い耐力壁となっています。

屋根・断熱

屋根は軒の出を深くとり夏場の直射日射を抑え、雨風から外壁を守っています。
また家全体を外からすっぽりと覆うように屋根全体を隙間なく断熱することで、光熱費の軽減につながっています。
また土台から外壁をとおり棟へ、また軒先から棟へと、空気の流れを作る事により、家全体を内部結露から守っています。

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